神輿の衣装に欠かせない股引と足袋の特徴と選び方

神輿を担ぐ際に着用する祭りの衣装は頻繁に着用するものではないので、いざ本番となったときに、どのような着こなしをすれば良いのか悩む方も多いはずです。

祭りの衣装の着こなし方は地域によって異なりますが、トップスが鯉口シャツの場合は、ボトムスには股引、足元には足袋を合わせるのが一般的です。

こちらでは、神輿の衣装に欠かせない股引と足袋の特徴や選び方、履き方をご紹介します。初めて着用する方も久々に着用する方も、ぜひ参考にしてください。

お祭り用の足袋の特徴を知ろう!神輿の衣装には地下足袋がおすすめ

地下足袋を履いた人々

祭りの衣装の足袋として多く選ばれているのが、別途履物を履かなくても良い地下足袋です。地下足袋は足の裏がゴム底になっており、足の指が二股に分かれているのが特徴です。

お祭りでは、神輿を担いだり、山車を曳いたり太鼓を打ち鳴らしたりと、激しい動きが多いので、祭り用品である地下足袋には足が疲れないような工夫が凝らされています。

地下足袋の種類

最近では、神輿を担いで長時間歩いても足が疲れたり痛くなったりしにくい、エアークッションが入った足袋が主流です。他にも、祭りの衣装に合わせるだけではなく普段使いもできる、おしゃれな地下足袋スニーカーも、若い世代を中心に人気を集めています。

地下足袋の選び方

地下足袋のサイズは、少し余裕を持ったサイズを選ぶことがおすすめです。1日中神輿を担いで歩いていると、夕方になると足がむくんでパンパンになり、きつくなってしまうからです。足の指先に、少しつまめるぐらいの余裕のあるサイズを選びましょう。

股引の歴史と特徴を知ろう

股引を穿いた若者たち

股引と聞くと、おじさんが履いている下着のようなイメージもありますが、実は元々は祭りの衣装ではなく、普段着として着用されていました。股引の歴史は、室町時代にまでさかのぼります。江戸時代には普段着としてはもちろん、吸水性と風通しの良さから、作業着としても重宝されていました。

その後、時代と共に股引の使い方も変わり、現在では防寒対策のための冬場の下着としてや、祭りの衣装として着用することが主流となっています。また、パッチやステテコと股引を区別する場合は、素材や長さで判断します。

股引の選び方や履き方

神輿の衣装に欠かせない股引を格好良く着こなすには、選び方と履き方が重要です。

股引の選び方

鯉口シャツと同じく、股引もぶかぶかだと見た目が悪いので、ぴったりのサイズを選びましょう。ピチピチで、少々きついぐらいのサイズが正解です。

しかし、きつい股引が苦手という方には、見た目はぴったりサイズでも動きやすい、ストレッチ素材の股引をおすすめします。また、股引の丈はくるぶしの上に裾がくるぐらいがちょうど良い長さです。

股引の履き方

便利なズボン型の股引も人気ですが、神輿を担ぐには昔ながらの半股引も欠かせません。半股引の履き方もぜひ覚えておきましょう。

  1. 股引のひもの長さを確認し、長いひもを右手に、短いひもを左手に持ち足を入れます。
  2. 長いひもを体の後ろから前に回し、股の割れている部分に通して右脇から出します。
  3. 短いひもを引っ張り、お尻をすっぽりときれいに包み込んだら、右脇に出します。
  4. 2つのひもを右脇で結べばできあがりです。

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