お祭りの主役とも言えるのが、華やかな神輿と山車です。地域によって伝統的な装飾があり、日本の有名なお祭りには、個性あふれる神輿や山車を一目見ようと、全国から大勢の人が訪れます。
こちらでは、祭りの衣装である半纏や鯉口シャツを購入する前に知っておきたい、神輿と山車の違いについてご紹介します。
神輿の歴史と担ぐ理由
夏や秋などのお祭りの季節になると、半纏や股引、鯉口シャツなどの粋な衣装を着た老若男女が神輿を担いで街中を練り歩く姿をよく見かけるかと思います。
勇ましいふんどし姿の男衆が担ぐ男神輿や、華やかな法被姿の女衆が担ぐ女神輿の他、小さな祭り衣装で揃えたかわいい子供神輿など、地域によって様々な神輿があります。これらの神輿は、いつどのように誕生したのでしょうか?
神輿とは
神輿の「輿」とは、人を乗せて人力で運ぶ乗り物のことを意味しています。いつもは神社にいる神様が、出掛ける際に輿に乗ることから「神輿」と呼ばれるようになりました。神輿は神社をモチーフにしたものが多く、鳳凰や擬宝珠などの装飾が屋根に置かれているのが一般的です。
神輿の歴史
神輿の起源には諸説ありますが、文献で確認できる最古のものが奈良時代です。平安時代には京都や奈良でも作られるようになり、室町時代には村祭りなどで神輿を担ぐ風習が生まれました。
なぜ神輿は担ぐのか
普段は神社にいる神様ですが、お祭りの時だけは魂を神輿に乗せて出掛けます。神様の魂が乗った神輿で街中を練り歩くことで、神様の持つ力を振りまき、街中を清めるという意味合いがあるのです。
また、神輿には神様の魂が乗っているので、人より高い位置である肩で担いで持ち運びます。さらに、神輿を担ぐ人が休憩する場合も、神輿は決して地面には下ろさず台の上に置きます。
祭りの衣装である半纏や鯉口シャツを購入する前に神輿と山車の違いをチェック!
股引や鯉口のなどの衣装や祭り用品の選び方を調べる前に、祭りの基礎知識である神輿と山車の違いについて知っておきましょう。
山車は地域によって呼び名が変わることが特徴で、関西の岸和田だんじり祭りでは「だんじり」、京都の祇園祭では「山鉾」、福岡の博多祇園山笠では「山笠」、長崎の長崎くんちでは「曳き物」と呼ばれます。また、祭りごとに異なる衣装にも注目です。
移動手段の違い
神輿は人が担ぎますが、山車は人が引きます。
上に乗るものの違い
神輿には神様の魂が乗っているので、人が乗ることはできません。しかし、山車は揃いのお祭り衣装を着た人が乗って太鼓や踊りを披露し、神様の先導やお供をする役割を担っています。
他にも、山車に乗った神様をもてなすために、人が乗ることができると言われています。
モチーフの違い
神輿は普段神様がいる神社をモチーフにして作られていますが、山車は山をモチーフにして作られています。これは、古くは山に神様がいると考えられていた名残で、山から出てきた神様が山車を見つけられるように、釼や鉾などが装飾されています。
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